金沢市議会 > 1997-03-24 >
03月24日-06号

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  1. 金沢市議会 1997-03-24
    03月24日-06号


    取得元: 金沢市議会公式サイト
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    平成 9年  3月 定例会(第1回)             平成9年3月24日(月曜日)       --------------------------●出席議員(44名)     議長  北井 博君           副議長  南部康昭君     1番  新谷博範君           2番  苗代明彦君     3番  上田 章君           4番  増江 啓君     5番  浅田美和子君          6番  森 雪枝君     7番  村池敬一君           8番  山野之義君     9番  渡辺 満君           10番  近松美喜子君     11番  森尾嘉昭君           12番  沢飯英樹君     13番  玉野 道君           14番  田中 仁君     15番  本間勝美君           16番  関戸正彦君     17番  高村佳伸君           18番  中西利雄君     19番  宮保喜一君           20番  朝倉 忍君     21番  安達 前君           22番  中村 正君     23番  寺中隆善君           24番  木下和吉君     25番  野本 昇君           26番  小津正昭君     27番  川 紘一君           29番  東出文代君     30番  的場豊征君           31番  中村 勲君     32番  升 きよみ君          33番  杉浦常男君     34番  西村直則君           35番  不破 実君     36番  松本捷男君           37番  勝田三郎君     38番  出石輝夫君           39番  平田誠一君     40番  上田忠信君           42番  井沢義武君     43番  山田初雄君           44番  北 市朗君●欠席議員(なし)---------------------------------------●説明のため出席した者 市長      山出 保君       助役      佐子田 正君 助役      下河内 司君      収入役     寺西 博君 公営企業管理者 多田 衛君       教育 委員長   別所一夫君 都市政策部長  北山 繁君       総務部長    源田久男君 財務部長    平野勝正君       経済部長    浜井政美君 農林部長    作本 隆君       市民生活部長  角田吉一君 福祉保健部長  小坂健二君       環境部長    北川捷昭君 土木部長    街道外茂治君      建設部長    中野三郎君                     市立病院 下水道部長   北川 稔君       事務局長    長谷川 章君 美術工芸大学 事務局長    中西勝之君       中央卸売市場長 油谷德次君 教育長     石原多賀子君      消防長     宮本愼一君 財政課長    富田 孝君---------------------------------------●職務のため出席した事務局職員 事務局長    頭川 潔君                     議事調査 議事調査課長  岩鍛治 剛君      課長補佐    羽場利夫君 担当課長補佐  黒澤和規君       担当課長補佐  牧野和広君 主査      松倉剛弘君       主任      堂岸 豊君 書記      森沢英明君       書記      納谷英行君 書記      木谷保博君 総務課長補佐  山崎壽一君       主査      村本広之君 主査      宮本博之君       書記      村上孝博君---------------------------------------●議事日程(第6号)  平成9年3月24日(月)午後1時開議 日程第1 議案第1号平成9年度金沢市一般会計予算ないし議案第68号土地改良事業の施行について      請願第19号および請願第20号                          (委員長報告、討論、採決) 日程第2 議案第89号 金沢市収入役の選任につき同意を求めるについて 日程第3 諮問第1号 人権擁護委員候補者推薦に関し答申を求めるについて 日程第4 議会議案第1号 消費税の4月引き上げ中止を求める意見書 日程第5 議会議案第2号 医療保険制度の改悪に反対する意見書 日程第6 議会議案第3号 2兆円特別減税の継続を求める意見書 日程第7 議会議案第4号 国民負担の軽減を求める意見書 日程第8 議会議案第5号 ロシア船籍タンカー重油流出災害対策に関する意見書 日程第9 議会議案第6号 金沢港への大型油回収船の配備を求める意見書 日程第10 議会議案第7号 国庫補助金制度の改善を求める意見書 日程第11 議会議案第8号 環境アセスメント法の制定など環境行政の改善を求める意見書 日程第12 常任委員会の改組について 日程第13 議会運営委員会の改組について---------------------------------------●本日の会議に付した事件  議事日程(第6号)に同じ  議案第90号 金沢市監査委員の選任につき同意を求めるについて  議長辞職の件  議長の選挙  副議長辞職の件  副議長の選挙  各常任委員会及び議会運営委員会の閉会中の継続調査について---------------------------------------              午後3時24分 開議 △開議 ○議長(北井博君) 本日の出席議員数は、ただいまのところ44名であります。 よって、会議の定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。  ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ △会議時間の延長について ○議長(北井博君) あらかじめ本日の会議時間を延長いたしておきます。  ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~議案等上程 ○議長(北井博君) これより、日程第1議案第1号平成9年度金沢市一般会計予算ないし議案第68号土地改良事業の施行について並びに請願第19号及び請願第20号の議案68件、請願2件を一括して議題といたします。  ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~委員長報告 ○議長(北井博君) これより、以上の各件に関し、各常任委員会委員長の報告を求めます。 総務常任委員会委員長高村佳伸君。   〔総務常任委員会委員長高村佳伸君登壇〕(拍手) ◆総務常任委員会委員長高村佳伸君) 総務常任委員会における審査の経過並びに結果について御報告申し上げます。 当委員会に付託されました案件は、議案第1号平成9年度金沢市一般会計予算中当委員会所管分を初めとする議案14件であります。これら各案件につきましては、活発な質疑応答を行って、終始慎重なる審査を行いました結果、議案14件につきましては、全会一致または賛成多数をもって、いずれも原案のとおり可決すべきものと決した次第であります。 なお、審査の過程におきまして、  1、本市の災害対策については、重油流出事故 の一斉回収作業が終了し終息に向かっているものの、補償についての交渉や被災者の支援等引き続き今後の対応に努力されるとともに、昨今の原子力施設の相次ぐ事故を踏まえ、関係機関に対し、緊急時の通報体制を含め安全対策の徹底を働きかけるなど、特段の意を用いられたい。  2、緑豊かで市民に安らぎをもたらす本市の斜面緑地の保全を真に図るため、斜面緑地保全条例の区域の指定等に当たっては、市民の理解と協力が得られるよう、きめ細かい運用に十分留意されたい。以上の要望事項が付されましたので、あわせて御報告いたしておきます。 以上をもちまして、総務常任委員会の報告を終わります。(拍手) ○議長(北井博君) 経済常任委員会委員長宮保喜一君。   〔経済常任委員会委員長宮保喜一君登壇〕(拍手) ◆経済常任委員会委員長(宮保喜一君) 経済常任委員会における審査の経過並びに結果について御報告申し上げます。 当委員会に付託されました案件は、議案第1号平成9年度金沢市一般会計予算中当委員会所管分など議案19件であります。これらの各案件につきましては、活発な質疑応答を行い、終始慎重なる審査の結果、当委員会に付託されました議案19件につきましては、全会一致をもって、いずれも原案のとおり可決すべきものと決した次第であります。 なお、審査の過程におきまして、  1、依然として厳しい経済情勢のもと、本市の経済基盤を支える中小企業向けの制度融資については、真に利用しやすいものとするように制度の改善等万全の対策を講じられたい。  2、県水受水が経営を圧迫する水道事業においては、引き続き県当局との粘り強い交渉を継続されるとともに、さらなる経営の効率化に努め、市民負担の抑制に最大限の配慮を期されたい。  3、公設花き市場におかれては、開設10周年を節目とし、懸案となっている市場の統合に向け、なお一層の努力をされたい。以上、3件の要望が付されましたので、あわせて報告いたします。 以上をもちまして、経済常任委員会の報告を終わります。(拍手) ○議長(北井博君) 厚生常任委員会委員長関戸正彦君。   〔厚生常任委員会委員長関戸正彦君登壇〕(拍手) ◆厚生常任委員会委員長関戸正彦君) 厚生常任委員会における審査の経過並びに結果について御報告申し上げます。 当委員会に付託されました案件は、議案第1号平成9年度金沢市一般会計予算中当委員会所管分など議案17件及び請願2件であります。これらの各案件につきましては、活発な質疑応答を行い、終始慎重なる審査の結果、当委員会に付託されました議案17件につきましては、全会一致または賛成多数をもって、いずれも原案のとおり可決すべきものと決しました。また、請願2件につきましては、いずれも不採択とすべきものと決しました。 なお、審査の過程におきまして、  1、ダイオキシンの発生や河北潟の水質の悪化を初めとする環境問題については、国、県、周辺自治体との密接な連携により速やかな対策を講じられるとともに、豊かな自然環境と安全な生活環境の保全に努力されたい。  2、国民健康保険事業においては、低所得者層に対する保険料の軽減にも配慮しながら、国に対して強力な財政支援策を求めるなど、国保財政の健全化に最大限の努力をされたい。  3、保健所及び福祉保健センターについては、市民に対する周知を図り対応に支障を来すことのないよう十分配慮するとともに、市民サービスの充実、向上により一層の努力をされたい。  4、老人福祉施設の整備に係る補助金については、補助対象団体の選定に協議の場を設けるなど、手続の明確化と厳正な運用に努められたい。以上、4件の要望が付されましたので、あわせて御報告しておきます。 以上をもちまして、厚生常任委員会の報告を終わります。(拍手) ○議長(北井博君) 建設常任委員会委員長沢飯英樹君。   〔建設常任委員会委員長沢飯英樹君登壇〕(拍手) ◆建設常任委員会委員長(沢飯英樹君) 建設常任委員会における審査の経過並びに結果について御報告申し上げます。 当委員会に付託されました案件は、議案第1号平成9年度金沢市一般会計予算中当委員会所管分など議案15件であります。これらの各案件につきましては、活発な質疑応答を行い、終始慎重なる審査の結果、当委員会に付託されました議案15件につきましては、全会一致または賛成多数をもって、いずれも原案のとおり可決すべきものと決した次第であります。 なお、審査の過程におきまして、  1、金沢駅周辺整備にあわせ、さらに将来を見据えた都市機能の向上を図るとともに、中心市街地活性化に向けたさらなる取り組みをされたい。  2、道路整備、下水道整備などの社会資本を整備するに当たっては、環境に配慮し、市民が安心して暮らせる町づくり、災害に強い町づくりに十分意を尽くされたい。また事業執行に当たっては、その効率化に向け一層の努力をされたい。以上、2件の要望が付されましたので、あわせて御報告いたします。 以上をもちまして、建設常任委員会の報告を終わります。(拍手) ○議長(北井博君) 文教常任委員会委員長中西利雄君。   〔文教常任委員会委員長中西利雄君登壇〕(拍手) ◆文教常任委員会委員長中西利雄君) 文教常任委員会における審査の経過並びに結果について御報告申し上げます。 当委員会に付託されました案件は、議案第1号平成9年度金沢市一般会計予算中当委員会所管分など議案9件であります。これらの各案件につきましては、活発な質疑応答を行い、終始慎重なる審査の結果、当委員会に付託されました議案9件につきましては、全会一致または賛成多数をもって、いずれも原案のとおり可決すべきものと決した次第であります。 なお、審査の過程におきまして、  1、いじめ問題については、いじめ対策行動委員会の設置等により、家庭、学校、地域の連携のもとに、その解消に向けて種々の努力が進められているところであるが、不登校問題とあわせてこれらの解決のため、なお一層の努力を続けられたい。  2、近年の薬物汚染の拡大に伴い、薬物乱用の低年齢化が懸念されているが、これが児童・生徒に及ぼす影響にかんがみ、被害の未然防止のため、関係機関との連携を十分に図り、児童・生徒への指導を徹底されたい。以上、2件の要望が付されましたので、あわせて御報告いたします。 以上をもちまして、文教常任委員会の報告を終わります。(拍手) ○議長(北井博君) 以上をもって、各常任委員会委員長報告は終わりました。  ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ △討論
    ○議長(北井博君) これより、委員長報告に対する質疑に入るのでありますが、ただいまのところ質疑の通告がありませんので、直ちに討論に入ります。 通告がありますので、これより順次発言を許します。 10番近松美喜子君。   〔10番近松美喜子君登壇〕(拍手) ◆10番(近松美喜子君) 私は、日本共産党市議団を代表いたしまして、議案第1号平成9年度金沢市一般会計予算ないし議案第68号土地改良事業の施行について、以上の議案並びに請願について討論を行います。 我が党は、提出されました68件の議案のうち、議案第1号ないし議案第5号、第8号、第10号、第11号、第14号ないし21号、第24号、第26号、第27号、第29号、第34号、第35号、第38号、第42号ないし第44号、第47号ないし第49号、第52号、第54号、第55号、第58号ないし第60号、第63号、第64号、第66号、第67号の39件に反対であります。 何といっても、新年度の大きな課題は消費税率の引き上げ、特別減税打ち切り、医療保険改悪など、合計9兆円にも及ぶ戦後最大の国民負担増から、地方自治体が本来の役割を発揮して、いかに住民の暮らしや福祉を守ることができるかどうかであります。この予算がこのまま成立すれば家計にどのような重圧になるのか、年収約 766万円の平均的サラリーマン世帯では、実に年間約18万円の負担増です。消費税だけをとってみても、平均世帯の負担額は、税率が3%の今でさえ年間約11万円も払っているというのに、5%に引き上げられたら約18万 3,700円にはね上がります。これは実質月1万 5,000円の賃下げになります。 この国民負担の大波から市民生活をいかにして守るかどうか、ここが問われています。しかし、本予算には国の大増税から市民生活を守るという観点が全くありません。それどころか、国の悪政から市民生活を守るべき市政が、消費税の引き上げをそのまま受け入れ公共料金に転嫁したのを初め、10億円にも及ぶ水道料金の引き上げをし、6年連続で保育料を上げました。全国でもトップクラスと悪名高い国保料も、最高限度額をさらに52万円に引き上げるなど、過去最高の19億 4,900万円余の住民負担増が盛り込まれ、国の悪政の大波から市民生活を守るどころか、一緒になって市民いじめを進めるものとなっています。 我が党は、水道料金など引き上げの不当性を具体的に分析し、値上げを回避する建設的提案をしてきました。にもかかわらず、市長はそのことに誠実な検討を加えないまま現在に至っているわけです。この対応のどこに住民の福祉や暮らし、健康、安全を守る自治体本来の役割があるというのでしょうか。市民生活のレベルに立って見直すべきであります。とりわけ今回の消費税の問題は、国民への公約の重みが厳しく問われています。それゆえに国民の怒りが広がり、 1,129万人を超える署名となって国会を取り巻いているわけであります。市民の悲痛な声をしっかり受けとめ、対処するべきであります。 市長は、市民の立場に立つ我が党の質問に対し、繰り返し法を守る立場を強調されて、例外なく公共料金に消費税を転嫁されていますが、仮に悪法を守るとしても、市民の立場に立って、その気になれば公共料金を引き下げることで、実質市民負担の軽減は可能なはずであります。医療や福祉の問題でも同じです。医療改悪はとりわけ弱者といわれる子供たちや高齢者を直撃しています。年齢を重ねれば体の機能が衰え、病気になるのは避けがたい現実です。受診1回 500円、1日1種類15円の薬代がどんなに高齢者の負担になり、健康や命を脅かすものとなるか、市長は行政の長としてしっかりと受けとめるべきです。 しかし、市長は市民病院を含む医療機関と市民への影響をどう考えるかという質問に対し、計算をしていないからわからないという不誠実な答弁でした。しかも、住民の健康や環境の安全にかかわる保健所の統廃合を全国に先駆けて進め、母子寮を統廃合し、心身障害者施設のぞみ苑を統廃合するなど、福祉や医療の切り捨てが際立っています。結局、市長は住民が主人公と言い、市町村の自立を挙げ、地方分権の時代だと口では言いながら、実際は国の悪政をそのまま市民に転嫁する上に、新たな負担増までやってのけるという対応は許せません。 次に、今議会でも指摘されました住民不在、ゼネコン主導型の大型公共事業の見直しについてであります。 我が党はこれまで、巨費を投じて進められる都心軸中心の再開発事業は、地区内の小学校の統廃合に見られるように、住民追い出しをし、市民生活をも犠牲にするゆがんだ財政負担となり、金沢らしい町並みの破壊だと指摘をし、その転換を求めてきました。 ここでも市長は、「日本の地方都市に共通する空洞化、スプロール化に対応し」と、まるで自然現象のように言われました。既に武蔵地下駐車場の採算計画がオープンを前に見直しをせざるを得ない事態になっているなど、みずから進めてきた市民不在の大型開発が破綻をもらたしてきたことへの反省がみじんもなく、駅武蔵北地区第2から第4工区の用地先行取得で、町の将来像を見ることもなく地区外転出は71%を超え、住民追い出しを進めています。事業の見直しではなく、引き続き再開発事業の温存、拡大を一層進めようとするもので認めることはできません。 さらに金沢テクノパークに至っても、3社目の立地が決まっただけで見通しがないものに、事業を見直すこともなく、第3工区へと事業を拡大するもので、市民の立場に立ってむだを省くという点からも事業の転換を求め、反対をするものであります。 次に、新年度の辰巳ダム関連予算についてであります。既に関連取りつけ道路建設事業に着手し、用地買収は68%、工事の進捗率は26%となっています。平成4年度から平成8年度末で9億 3,600万円、そのうち市負担は7分の1で、既に1億 1,100万円が投資されています。我が党は、ダムの必要性はもとより、貴重な文化遺産や自然環境の破壊の点からダム建設には反対をしており、新年度予算では発電所開発調査費などが含まれており、反対をするものです。 次に、請願第19号労働基準法の「女子保護規定」の撤廃を中止し実効ある男女雇用機会均等法を求める意見書の採択を求める請願についてであります。女性の深夜・休日労働などを規制した女子保護規定を撤廃する法案が、現在国会で審議されています。もし法案が通ったら、女性の職域拡大や男女の均等待遇どころか、女性が健康に働き続けられなくなります。これは、しり抜けで実効性のない現行の雇用機会均等法を少しでも改正してほしいという働く女性の要求を逆手にとって、改正と一体不可分のセットで進めようとするもので、人間らしい労働と真の男女平等を願う多くの国民の思いと逆行するものです。現行の労基法では、母性保護や女性が現実に負っている家庭責任を考えて、女性労働者の管理職や一定の専門職外では、午後10時から午前5時の深夜労働を禁止し、時間外・休日労働も規制しています。事実上、家庭責任の多くを担い、子供の権利を守るとりでになっている女性を、諸外国と比べてもけた外れにひどいルールなき深夜労働の中に組み込もうとするものであります。 既に規制が撤廃された放送や出版の職場では、食欲がなくなり生理不順、死産や異常出産が増大しています。ゆっくり眠りたい。子供と向き合う時間もない。女子保護規定がある今でさえ、女性労働者は長時間の過密労働でくたくたです。労働組合連合女性総合職退職者追跡調査報告でも、退職前1年間の労働実態は、残業月平均36時間34分、深夜勤務は5割、休日出勤7割に広がっていると報告されています。女性の残業は常態化し、規制撤廃の先取りの中で意欲を持った女性たちが退職へと追い込まれていっています。 こうした労働が母性への深刻な影響となってあらわれ、全労連女性部の調査では、夜勤のある女性は夜勤のない女性と比べて、異常出産率が11%と非常に高くなっています。これらの保護規定が廃止されれば女性にも男性並みの長時間・深夜労働が強制され、正規の雇用では働き続けられなくなるでしょう。臨時やパートなど不安定な雇用を選ばざるを得ない人も出てきます。それは本来、雇用での男女平等と女性の労働条件改善を目指すべき均等法の事実上の大改悪と言えます。 過労死や女性の賃金の低さなど日本の労働者の異常な働かされ方は、1995年に北京で開かれた第4回世界女性会議でも、世界の女性から驚きをもって受けとめられました。1979年に採択された国連の女子差別撤廃条約は、出産における女子の役割が差別の根拠となるべきではなく、母性を保護することを目的とする特別措置をとることを差別と解してはならないと強調しています。 女子保護規定の撤廃は世界の流れからも反し、真の男女平等に逆行するもので、女性や男性労働者も不安と怒りを高めているのは当然です。政府の提案に対し、日弁連を初め東京弁護士会、ゼンセン同盟など、連合傘下の労働組合などが反対の意見書を提出するなど報道されています。石川県においても弁護士や医師、金大の先生方など著名な方々が名を連ね、反対のアピールを出されています。女子保護規定撤廃反対は、女性労働者だけではなく、多くの国民の一致する声となることは、全労連などの署名運動が短期間に約40万人に達していることからも明らかです。このことにこたえ、男女とも人間らしく働き、生活する権利拡大に力を注ぐことが議会の果たす役割と考え、意見書の提出を求める請願に賛成をし、厚生常任委員会の不採択に反対をするものであります。 次に、請願第20号金沢市乳幼児医療費助成事業の拡充を求める請願についてであります。安心して子供を産み育てる環境づくりの充実は、少子化対策からも緊急の課題になっています。このような中で、9割近くの夫婦が子供は2~3人欲しいとしながらも、高い保育料を初め、子育てにお金がかかるなどの理由で出産をあきらめているのが実情です。さらに乳幼児期は病気にかかりやすく、発熱や下痢、ぜんそく、アトピー性皮膚炎など病院通いが絶えないのも特徴であります。 特に、皮膚や呼吸器のアレルギーについては、4歳までの幼児の約4割、都市では5割がその症状を訴えている実情です。アトピーの子供を持つ親の精神的・経済的負担は大変なもので、その救済対策が求められています。新年度予算では、入院ゼロ歳から2歳児のものをゼロ歳児から3歳児へ、通院はゼロ歳から1歳だったものをゼロ歳から2歳へと改善がされていますが、依然として 1,000円の足切り負担が解消されず、償還払いが制度利用の抑制になっています。 請願が求める就学前までの医療費助成を拡充するのにあと必要な予算は2億 6,000万円、通院を3歳までに拡大するのに必要なお金は 6,700万円と試算されています。これは、当局が市民の立場に立って、その気になれば実現できる金額です。さらに償還払いではなく、現物給付は実際に実施をしている自治体があることからも、住民主人公の立場での行政のあり方にかかわることであり、手続の簡素化など、市民の立場に立った制度の改善は可能と考え、委員会の不採択に反対をするものです。 ところで、これらの2件の請願を審議する過程において、付託された厚生常任委員会では、我が党以外の会派が一言の意見すら述べなかったことは、切実な市民の請願に対し誠実な対応でなかったことを改めて指摘をし、私の討論を終わります。(拍手) ○議長(北井博君) 23番寺中隆善君。   〔23番寺中隆善君登壇〕(拍手) ◆23番(寺中隆善君) 私は、新進党新生議員会を代表いたしまして、ただいま議題となっております平成9年度金沢市一般会計予算外議案68件につきまして、賛成の立場から討論を行います。 現在の地方自治制度が施行されてから半世紀、時代の変遷とともに地方自治に対する住民の考え方や要求も大きく変化いたしております。また全国の都道府県や市町村の地方自治体のありようも、その規模、地域性などによって個性化が進み、いわゆる元気のあるところとそうでないところとの格差が大きく生じてきております。特に、その傾向は住民とじかに接する市町村に著しいことも、また事実のようであります。21世紀をあと4年余りで迎えようとしておる現在、来るべき新しい世紀に地方自治をどのように推進し、住民福祉の向上を図っていくか、その道を探り求めていくことは、今日に生きる私どもに課せられた最大の使命とも言えると存ずるのであります。 このような中にあって、かねて言われ続け、そして現に少しずつではありますが、実現化されてきております制度面における地方自治権の拡充は、その大前提となるものであり、私どもは今後ともこの制度面における地方自治権の拡充について、積極的にこれが図られることを強く望むものであります。と同時にまた、地方自治体みずからが力をつけ、その努力をしていくことこそ、私どもが取り組まなければならない最重要課題であることも認識いたしているのであります。自治体の格差、特に都市間における格差は21世紀においてはますます拡大し、交通の発達や高度情報化に伴う生活圏の拡大などによって、市町村の再編成がそこでは必然的に行われてくるであろうことは想像にかたくありません。 来るべき新しい世紀に第一歩を踏み出すに当たり、昨年中核市として新たな歩みを始め、世界都市構想を標榜する金沢市は、その方向性を具体的にはっきりと示さなければなりません。市長は就任以来一貫して、本市のあるべき姿を世界の中でみずからの存在を主張し得る町であるとされ、この実現のために多くの施策の推進を図られてきたのであります。そして、その精神は、いよいよ市長自身の2期目の折り返し地点における平成9年度の施政方針ともなる一般会計予算などにおいて、ますます色濃く織り込まれてきているのであります。私どもは、ここにおける市長の視点の確かさと、市政に対する熱意に改めて敬意を表するものであります。 すなわち、ここでこの幾つかを摘出してみますと、それは、今後市政の面でも大きな一角を占めてくるのであろう少子化対策と介護保険制度の創設を踏まえた高齢者対策、次代を担う子供たちの教育振興策、都市の活力を維持発展させるために不可欠とも言うべき都市基盤の整備と経済の振興発展策、金沢が金沢らしい最大の特徴である伝統環境の保全と文化の継承とその創生策などなど、その気配りは市政のあらゆる面にわたっているのであります。 そして、個々具体的には引き続いての金沢駅周辺整備事業や駅武蔵地区の再開発事業の積極的推進であり、市長が並々ならぬ情熱を傾ける金沢らしい景観の保全策として、用水保全条例に続く斜面緑地保全条例の制定であり、中心市街地に人を再び呼び戻すことを目的とした市街地空洞化対策などを新たに盛り込まれるなど、これまた時宜を得た施策の展開がメジロ押しに拝見されるのであります。 今日、特に厳しい財政環境下にあって、創意と工夫を凝らし、必要不可欠な施策の推進のため適正に予算を配分し、そのための環境を適時的確につくり上げるようとする手腕は、まさにお見事と言うよりほかはなく、極めて財政に明るい市長の面目躍如といったところであります。市長の金沢市政に対する認識とこれに対する姿勢は、すぐれて的確かつ評価できるものであり、これを具体化した今議案は、将来を見据えたすこぶる適切なものとして、全面的賛意を送ることを決して惜しまないものであります。 本市におきましても他の自治体と同様、多くの行政課題が山積をし、あるいはまた日々生まれてきております。新交通システムの導入、周辺町などとの合併問題、防災対策、環境問題など、決して避けて通ることのできない種々の課題が、解決やその進展を求めて市政の前に大きく立ちはだかっているのであります。市長には、市政を推進するに当たって、今、最も円熟した時期に入ろうといたしております。それだけにいささかでも油断することなく、そして慢心することなく、職員と一丸となって市政の推進に邁進をしていただきたいのであります。清廉にして、至誠と情熱あふれる姿をもって市政に取り組み、金沢市の21世紀の発展の礎をつくった名市長として後世に長くその名を残されるよう、今後とも大いに精進を重ねていただきますことを深く念ずるものであります。 平成9年度の本予算などをもって、さらにふるさと金沢の市勢が伸展し、市民福祉が増進することを心より期待をいたしまして、新進党新生議員会を代表いたしましての賛成の討論といたすものであります。(拍手) ○議長(北井博君) 以上で討論は終わりました。  ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ △採決 ○議長(北井博君) これより、採決いたします。 まず、議題のうち、議案第1号ないし議案第5号、議案第8号、議案第10号、議案第11号、議案第14号ないし議案第21号、議案第24号、議案第26号、議案第27号、議案第29号、議案第34号、議案第35号、議案第38号、議案第42号ないし議案第44号、議案第47号ないし議案第49号、議案第52号、議案第54号、議案第55号、議案第58号ないし議案第60号、議案第63号、議案第64号、議案第66号及び議案第67号の議案39件を一括して採決いたします。 以上の議案各件に対する委員会の決定は、いずれも可決であります。 お諮りいたします。 以上の議案各件は、委員会の決定どおり、可決することに賛成の諸君の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 ○議長(北井博君) 起立多数であります。 よって、以上の議案39件は、いずれも原案のとおり可決することに決しました。  -------------------- ○議長(北井博君) 次に、議案第6号、議案第7号、議案第9号、議案第12号、議案第13号、議案第22号、議案第23号、議案第25号、議案第28号、議案第30号ないし議案第33号、議案第36号、議案第37号、議案第39号ないし議案第41号、議案第45号、議案第46号、議案第50号、議案第51号、議案第53号、議案第56号、議案第57号、議案第61号、議案第62号、議案第65号及び議案第68号の議案29件を一括して採決いたします。 以上の議案各件に対する委員会の決定は、いずれも可決であります。 お諮りいたします。 以上の議案各件は、委員会の決定どおり、可決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(北井博君) 御異議なしと認めます。 よって、以上の議案29件は、いずれも原案のとおり可決することに決しました。  -------------------- ○議長(北井博君) 次に、請願第19号及び請願第20号の請願2件を一括して採決いたします。 以上の請願各件に対する委員会の決定は、いずれも不採択であります。 お諮りいたします。 以上の請願各件は、委員会の決定どおり、不採択とすることに賛成の諸君の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 ○議長(北井博君) 起立多数であります。 よって、以上の請願2件は、いずれも不採択とすることに決しました。  ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ △議案上程 ○議長(北井博君) 次に、日程第2議案第89号金沢市収入役の選任につき同意を求めるについてを議題といたします。 お諮りいたします。 本件につきましては、提出者の説明その他を省略して、直ちに採決いたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(北井博君) 御異議なしと認めます。  ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ △採決 ○議長(北井博君) よって、これより採決いたします。 お諮りいたします。 議案第89号は、原案のとおり同意することに賛成の諸君の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 ○議長(北井博君) 起立多数であります。 よって、本件は原案のとおり同意することに決しました。  ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ △議案上程 ○議長(北井博君) 次に、日程第3諮問第1号人権擁護委員候補者推薦に関し答申を求めるについてを議題といたします。 お諮りいたします。 本件につきましては、提出者の説明その他を省略して、直ちに採決いたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(北井博君) 御異議なしと認めます。  ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ △採決 ○議長(北井博君) よって、これより採決いたします。 お諮りいたします。 諮問第1号は、諮問のとおり異議がない旨答申することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(北井博君) 御異議なしと認めます。 よって、本件は諮問のとおり異議がない旨答申することに決しました。  ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ △議案上程 ○議長(北井博君) 次に、日程第4議会議案第1号消費税の4月引き上げ中止を求める意見書を議題といたします。  ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ △提案理由の説明 ○議長(北井博君) これより、提出者から提案理由の説明を求めます。 32番升きよみ君。   〔32番升 きよみ君登壇〕(拍手) ◆32番(升きよみ君) 私は、日本共産党市議団を代表して、議会議案第1号消費税の4月引き上げ中止を求める意見書案の提案理由を申し上げ、議員各位の御賛同をお願いする次第です。 昨年末、橋本内閣のもとで、住専への税金投入、厚生省の汚職等が繰り返され、政治への怒りが大きくなっていることは各位も御承知のとおりです。こうしたもとで、国民の暮らしは一層困難の度を加えております。その上に、政府は前代未聞の9兆円もの国民負担となる来年度予算案を出し、それが衆議院で強行可決されました。今、参議院で審議されておりますが、改めて政府の反国民的姿勢に怒り心頭の思いであります。不況に泣く多くの中小業者、ダブルパンチに見舞われた日本海の重油被害の漁業関係者、そして石川製作所などに見られるようなリストラのあらしにさらされる労働者、加えて高齢者、病人、障害者と、今、政府は次々と国民いじめをしております。こうした人たちをまるで見捨てるかのように、次々と国民いじめを行っております。 消費税の5%への税率引き上げに加え、医療保険制度の改悪、特別減税の打ち切りと、合わせて1世帯当たり30万円もの負担増をもたらします。そのうち消費税は、この5兆円は1世帯当たり18万 3,000円になります。この負担増が国民の消費購買力を引き下げ、さらに景気を冷やして不況を長引かせることは明らかです。「この不景気に何を考えているのだ」と、率直な市民の声です。もともと税は公共の福祉のために使われることを前提に、持てる者がより多く、持たざるものは軽く負担するものです。ところが政府は、圧倒的な国民が反対する消費税5%の投網をかけ、こうして集めた税を対米公約を果たすゼネコンのためのむだな公共投資といわれるような大型開発や、相変わらず聖域とされる軍事費を拡大するなどに使おうとしております。 政府のこのような暴挙に対して、国民の中に、税金の取り方、使い方への怒りはかつてなく高まっております。こうした国民の怒りの様相は、スーパー協会の会長さんや連合加盟の組合、医師会等、これまでになかったような広範な団体や個人が運動に立ち上がっていることにも示されております。消費税増税中止を求める署名が今回、 1,200万人に及ぶ数となって国会に届けられておりますが、これはかつてない数であり、紛れもなく増税中止を求める国民の声であります。そしてこの署名の数は、今も日ごとにふえ続けております。4月1日の消費税実施の時期が近づくにつれ、5%増税の負担が実感され、国民の怒りと不満はいや応なく高まり、さらに強まることは必至であります。 ただいま市民への負担を転嫁した本条例案を、我が党以外の会派で可決したとはいえ、また予算案が無修正で衆議院を通過したとはいえ、今、国民のこの強い批判と怒りを国会が真に受けとめようとするならば、直ちに中止決議をすることです。そしてそれをさせねばなりません。目下、通常国会会期中、参議院では予算審議中であり、今こそ国民の思いを届けねばなりません。議員各位の皆さん、国政レベルでそれぞれの政党や政治家が国民との約束をほごにして消費税増税を進めていることを、このまま私たちが放置し容認してはならないのではありませんか。こんなにも政治が国民不在になり、公約違反がまかり通ったりするならば、政治不信がますます強まるばかりです。 政治のこの状況が、今日、経済や社会、教育に大きく影響を及ぼしている折、政治が全然国民の顔を見ていない、こんな事態を許していては、結局私たちの責任が問われるものではありませんか。私は、少なくとも地方政治の場で、市民と密着した政治に携わるものとして、市民の消費税中止を求める声、本当に生活の中からの悲鳴の声、これに耳を傾けられることこそ、もっと率直にくみ尽くす、このことこそが最も肝要であり、そしてぜひその立場に立つことが重要と思います。 よって、消費税増税中止を求める本意見書の採択に賛同されんことを心から期待いたしまして、私の発言を終わります。(拍手) ○議長(北井博君) 提案理由の説明は終わりました。 お諮りいたします。 本件につきましては、質疑その他を省略して、直ちに採決いたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(北井博君) 御異議なしと認めます。  ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ △採決 ○議長(北井博君) よって、これより採決いたします。 お諮りいたします。 議会議案第1号は、原案のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 ○議長(北井博君) 起立少数であります。 よって、本件は否決されました。   〔議会議案第1号は本号末尾参照〕  ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ △議案上程 ○議長(北井博君) 次に、日程第5議会議案第2号医療保険制度の改悪に反対する意見書を議題といたします。  ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ △提案理由の説明 ○議長(北井博君) これより、提出者から提案理由の説明を求めます。 11番森尾嘉昭君。   〔11番森尾嘉昭君登壇〕(拍手) ◆11番(森尾嘉昭君) 私は、日本共産党市議団を代表して、議会議案第2号医療保険制度の改悪に反対する意見書の提案理由の説明を行います。 橋本内閣は、医療保険の大改悪をこの国会に提案いたしました。その内容は第1に、健康保険本人の負担を現在の1割から2割にする。第2に、70歳以上の高齢者の患者負担を外来の場合、現在の1カ月1,020 円の負担から1回ごとに 500円の負担、この上限は4回ですから 2,000円が上限となり、これだけで現在の2倍となります。入院の場合は、現在1日 710円から 1,000円に引き上げる。第3に、薬代に新たに自己負担を導入し、外来の薬剤1種類につき1日15円をすべての患者に負担させる。第4に、政府管掌健康保険の保険料率を現在の8.2%から8.6%に引き上げるというものであります。 こうした内容はかつてないもので、この改悪による国民負担は2兆円にも上るものです。サラリーマンの本人負担が2倍になり、その上薬代の負担ですから、実質3割負担となるものです。国民健康保険の方も薬代の負担が加わり、現在の3割負担が実質4割負担となるものです。中でも、高齢者や成人病など長期間の治療が必要な方にとっては深刻であります。高齢者の場合、外来では2倍から3倍に、入院になると、現在負担が1カ月で2万 1,300円が3万円に、さらに入院給食費の2万 2,800円を加えると5万 2,800円となり、自分の年金では払えない人が続出します。まさに、お金の切れ目が命の切れ目といった事態が急速に進むこととなります。 今回の大改悪を進めていく側に、非常に残酷な考え方があります。それは、患者を負担増でおどし医療費を抑制するというものです。福島県の医師会長が「医療費の自己負担の中には薬代も入っている。ところが他に薬代を1日1種類につき15円上乗せすると言う。これは医療機関が薬を出すことと、患者さんが薬をもらうことへの一種のペナルティーだ」と述べるとともに「いろいろな複数の病気を抱えているお年寄りは薬の使用量、種類が多い。その分負担がぐっとふえる。医師が必要だと思う薬を出していて、懐ぐあいを心配した患者さんから要らないと拒否されたら、医療になりません」と、その深刻な事態を語っています。 1984年に健康保険に本人1割負担が導入されたときも、受診の抑制と治療中断が全国で起こりました。厚生省の調査でも、受診率が 8.6%もダウンしたのです。今回の大改悪がされた場合、48%の人が受診を控えるとの調査も報告されています。それだけに今回の大改悪は重大であります。 政府は今回の大改悪について、医療保険財政の赤字を理由としていますが、真っ先にメスを入れるべきは高過ぎる薬価、薬の値段であります。日本の医療費は約27兆円、そのうち薬剤費は約3割で8兆円が保険財政から支出されています。ヨーロッパと比べて約 3.5倍という世界一高い薬代を適正な価格に引き下げるだけで、医療費は3兆円も節約できます。 ところが、高薬価構造を是正しようとしない根本に、製薬企業からの巨額献金を柱とした政・官・業の癒着構造を指摘しないわけにはいきません。製薬会社など医薬品業界から自民党への政治献金は、1995年だけでも国民政治協会に少なくとも1億4,500 万円に上り、橋本首相への献金も、92年から94年の3年間に総額 9,100万円と巨額です。薬価が1円違うだけで年間数億円も利益に差が出るという製薬業界です。それだけに「ゾロ新」と呼ばれる新薬承認や薬価の改定などに絡む政・官・業の癒着は断ち切らなければなりません。まず行うべきは、国民への負担を押しつけることではなく、こうした高い薬価の是正であり、製薬業界と政治家、官僚の癒着こそメスを入れるべきであります。我が党の国会の論戦で、橋本首相や小泉厚生大臣自身が薬価基準の見直しや価格の透明化を約束せざるを得ませんでした。既に国民への負担を押しつける根拠が崩れています。 よってこの意見書は、政府に対して、今回の医療保険制度の大改悪をとりやめ、安心して治療が受けられるよう、医療保険制度の充実を図ることを強く求めるものであります。議員各位の賢明な判断を求め、提案理由の説明を終わります。(拍手) ○議長(北井博君) 提案理由の説明は終わりました。 お諮りいたします。 本件につきましては、質疑その他を省略して、直ちに採決いたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(北井博君) 御異議なしと認めます。  ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ △採決 ○議長(北井博君) よって、これより採決いたします。 お諮りいたします。 議会議案第2号は、原案のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 ○議長(北井博君) 起立少数であります。 よって、本件は否決されました。   〔議会議案第2号は本号末尾参照〕  ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ △議案上程 ○議長(北井博君) 次に、日程第6議会議案第3号2兆円特別減税の継続を求める意見書を議題といたします。  ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ △提案理由の説明 ○議長(北井博君) これより、提出者から提案理由の説明を求めます。 33番杉浦常男君。   〔33番杉浦常男君登壇〕(拍手) ◆33番(杉浦常男君) 私は、日本共産党市会議員団を代表いたしまして、ただいま上程されました議会議案第3号2兆円特別減税の継続を求める意見書案についての提案理由の説明を行いたいと思います。 所得税、住民税合わせて2兆円の特別減税の廃止は、とりわけ大きな打撃となるものであります。特別減税は廃止するのでなく、庶民に厚い制度減税として継続をするべきであります。基礎、配偶者、扶養の3控除を所得税で10万円、住民税5万円引き下げれば、4人家族で年間最低5万円、平均8万円の減税となるのであります。よって、政府におかれては、国民の個人消費の拡大のためにも2兆円の特別減税を廃止することなく、今後も継続実施されるよう強く要望するものであります。 さて、本議会の中でも明らかにされたとおり、経済企画庁が昨年8月に発表した経済白書の中身からしても、国民の消費と設備投資の2つの主役が景気を左右すると指摘をしているのであります。福井の商工会議所での調査では、4月からの消費税率の引き上げで消費需要は減退し、景気へのマイナス影響が懸念されるとした結果が出ているのであります。福井市を中心とする中小商工業者を対象にしたアンケート調査によるものではありますが、景気は64%が減退すると見ているのでありまして、年内回復は無理との答えが最も多く、33%を超えたと発表されております。 勤労世帯の可処分所得、給料の手取り分は1993年から96年までの3カ年で 7,172円だったのに、今度の9兆円負担では1万 6,850円のマイナスとなるもの。国民消費と中小企業の設備投資の2つの主役の後退は一層景気を冷え込ませるもの。消費税の増税中止とともに、特別減税の継続実施は急務であります。本市予算においても勤労世帯における減税廃止による影響を認めているものであり、45万市民の期待が込められている本意見書、2兆円の特別減税の継続を求めているものでございますが、全会一致の採択を求めまして、私の提案理由の説明を終わるものであります。(拍手) ○議長(北井博君) 提案理由の説明は終わりました。 お諮りいたします。 本件につきましては、質疑その他を省略して、直ちに採決いたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(北井博君) 御異議なしと認めます。  ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ △採決 ○議長(北井博君) よって、これより採決いたします。 お諮りいたします。 議会議案第3号は、原案のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 ○議長(北井博君) 起立少数であります。 よって、本件は否決されました。   〔議会議案第3号は本号末尾参照〕  ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ △議案上程 ○議長(北井博君) 次に、日程第7議会議案第4号国民負担の軽減を求める意見書を議題といたします。 本件につきましては、提出者の説明その他を省略して、直ちに採決いたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(北井博君) 御異議なしと認めます。  ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ △採決 ○議長(北井博君) よって、これより採決いたします。 お諮りいたします。 議会議案第4号は、原案のとおり可決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(北井博君) 御異議なしと認めます。 よって、本件は可決されました。   〔議会議案第4号は本号末尾参照〕 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ △議案上程 ○議長(北井博君) 次に、日程第8議会議案第5号ロシア船籍タンカー重油流出災害対策に関する意見書ないし日程第11議会議案第8号環境アセスメント法の制定など環境行政の改善を求める意見書を議題といたします。 お諮りいたします。 以上の議会議案各件につきましては、提出者の説明その他を省略して、直ちに採決いたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(北井博君) 御異議なしと認めます。  ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ △採決 ○議長(北井博君) よって、これより採決いたします。 議会議案第5号ないし議会議案第8号の議会議案4件を一括して採決いたします。 お諮りいたします。 以上の議会議案各件は、いずれも原案のとおり可決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(北井博君) 御異議なしと認めます。 よって、以上の議会議案4件は、いずれも原案のとおり可決することに決しました。 ただいま可決されました議会議案各件の提出先及びその他の処理方法につきましては、議長に御一任願います。   〔議会議案第5号ないし議会議案第8号は本号末尾参照〕  ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ △休憩 ○議長(北井博君) この際、暫時休憩いたします。              午後4時30分 休憩------------------------              午後6時47分 再開 △再開 ○議長(北井博君) 出席議員数は、ただいまのところ44名であります。 これより、休憩前に引き続き会議を開きます。  ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~常任委員会の改組について ○議長(北井博君) 日程第12常任委員会の改組についてを議題といたします。 お諮りいたします。 委員会条例第5条第3項の規定により、常任委員会の改組を行いたいと思いますが、これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(北井博君) 御異議なしと認めます。 よって、常任委員会は改組することに決定いたしました。  ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ △常任委員の選任 ○議長(北井博君) これより、常任委員の選任を行います。 常任委員の選任については、委員会条例第5条第1項の規定により議長が指名いたします。 事務局長に各常任委員の氏名を朗読させます。 ◎事務局長(頭川潔君) 総務常任委員 4番  増江 啓君 8番  山野之義君 13番  玉野 道君 19番  宮保喜一君 24番  木下和吉君 30番  的場豊征君 32番  升 きよみ君 40番  上田忠信君 41番  北井 博君経済常任委員 1番  新谷博範君 5番  浅田美和子君 9番  渡辺 満君 11番  森尾嘉昭君 21番  安達 前君 22番  中村 正君 31番  中村 勲君 35番  不破 実君 39番  平田誠一君厚生常任委員 2番  苗代明彦君 6番  森 雪枝君 10番  近松美喜子君 12番  沢飯英樹君 14番  田中 仁君 25番  野本 昇君 26番  小津正昭君 27番  川 紘一君 43番  山田初雄君建設常任委員 3番  上田 章君 15番  本間勝美君 18番  中西利雄君 23番  寺中隆善君 29番  東出文代君 33番  杉浦常男君 34番  西村直則君 36番  松本捷男君 44番  北 市朗君文教常任委員 7番  村池敬一君 16番  関戸正彦君 17番  高村佳伸君 20番  朝倉 忍君 28番  南部康昭君 37番  勝田三郎君 38番  出石輝夫君 42番  井沢義武君以上です。 ○議長(北井博君) お諮りいたします。 ただいま指名のとおり、それぞれ常任委員に選任いたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(北井博君) 御異議なしと認めます。 よって、ただいま指名のとおり、それぞれ常任委員に選任することに決定いたしました。 ただいま選任されました委員の方々は、御会合の上正副委員長を互選され、その結果を議長まで御報告願います。  ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~議会運営委員会の改組について ○議長(北井博君) 次に、日程第13議会運営委員会の改組についてを議題といたします。 お諮りいたします。 委員会条例第5条第3項の規定により、議会運営委員会の改組を行いたいと思いますが、これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(北井博君) 御異議なしと認めます。 よって、議会運営委員会は改組することに決定いたしました。  ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ △議会運営委員の選任 ○議長(北井博君) これより議会運営委員の選任を行います。 議会運営委員の選任については、委員会条例第5条第1項の規定により、議長が指名いたします。 事務局長に議会運営委員の氏名を朗読させます。 ◎事務局長(頭川潔君) 議会運営委員 7番  村池敬一君 11番  森尾嘉昭君 12番  沢飯英樹君 13番  玉野 道君 14番  田中 仁君 15番  本間勝美君 20番  朝倉 忍君 21番  安達 前君 23番  寺中隆善君 24番  木下和吉君 25番  野本 昇君 34番  西村直則君 42番  井沢義武君以上です。 ○議長(北井博君) お諮りいたします。 ただいま指名のとおり、議会運営委員に選任いたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(北井博君) 御異議なしと認めます。 よって、ただいま指名のとおり、議会運営委員に選任することに決定いたしました。 ただいま選任されました委員の方々は、御会合の上正副委員長を互選され、その結果を議長まで御報告願います。   〔議長退席、副議長着席〕  ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ △日程追加(監査委員の選任) ○副議長(南部康昭君) 議案第90号金沢市監査委員の選任につき同意を求めるについての議案が提出されております。 お諮りいたします。 この際、本件を日程に追加し、議題とすることに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(南部康昭君) 御異議なしと認めます。 よって、これより議案第90号を日程に追加し、議題といたします。 お諮りいたします。 本件につきましては、提出者の説明その他を省略して、直ちに討論に入りたいと思いますが、これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(南部康昭君) 御異議なしと認めます。  ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ △討論 ○副議長(南部康昭君) よって、これより討論に入ります。 通告がありますので、発言を許します。 11番森尾嘉昭君。   〔11番森尾嘉昭君登壇〕(拍手) ◆11番(森尾嘉昭君) 私は、日本共産党市会議員団を代表して、ただいま上程されました議会議案第90号金沢市監査委員の選任につき同意を求める議案について反対をし、同意できないことを表明し、討論を行うものであります。 監査委員の任務について、地方自治法第 199条において次のように述べています。地方自治体の財務に関する事務の執行及び経営に係る事業の管理を監査すると明記をするとともに、その権限について、必要がある場合は関係人の出頭や帳簿、書類、その他の記録の提出を求めることができる。任務においても権限においても地方自治体の執行や内容についてチェックをし監査をする、重要な責務を持った監査委員の配置となっています。 全国的に官官接待の問題や不正支出等の問題が起こっている折、議会とともにチェックする機能として、監査委員の役割と機能強化が極めて重要であることが全国的にも指摘されています。それゆえ現段階においても、監査委員の配置について、外部監査の導入を検討するべきとする意見も、こうした立場から出されている意見であります。 したがって我が党は、こうした監査委員が十分な機能を発揮するためには、従前、我が党を排除する対応を改めるべきと主張してまいりました。それは、我が党が唯一革新野党の立場であり、その立場を機能する監査委員が、こうした従前に我が党を排除する対応はよろしくない。こうして3月18日には、議長並びに各会派に申し入れを行うとともに、役職配分においても公正、公平を期するべき、そして3月21日には再度、公正、公平で透明な役職配分が必要だと、強く求めてきたところであります。 したがって、今回我が党を排除して監査委員を選任することには、我が党は同意できないことを表明し、討論とするものであります。(拍手) ○副議長(南部康昭君) 討論は終わりました。  ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ △採決 ○副議長(南部康昭君) これより、採決いたします。 お諮りいたします。 議案第90号は、原案のとおり同意することに賛成の諸君の起立を求めます。    〔賛成者起立〕 ○副議長(南部康昭君) 起立多数であります。 よって、本件は原案のとおり同意することに決しました。  ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ △日程追加(議長辞職の件) ○副議長(南部康昭君) 議長北井博君から議長の辞職願が提出されております。 お諮りいたします。 この際、議長辞職の件を日程に追加し、議題とすることに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(南部康昭君) 御異議なしと認めます。 よって、これより議長辞職の件を日程に追加し、議題といたします。 まず、辞職願を事務局長に朗読させます。
    事務局長(頭川潔君) 平成9年3月24日 金沢市議会 副議長 南部康昭様       金沢市議会議長 北井 博 辞職願 このたび一身上の都合により議長を辞職したいから、許可されるよう願い出ます。 ○副議長(南部康昭君) お諮りいたします。 北井博君の議長の辞職を許可することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(南部康昭君) 御異議なしと認めます。 よって、北井博君の議長の辞職を許可することに決定いたしました。   〔「議長、41番」と呼ぶ者あり〕  ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ △あいさつ ○副議長(南部康昭君) 41番北井博君から発言を求められておりますので、これを許します。 41番北井博君。   〔41番北井 博君登壇〕 ◆41番(北井博君) ただいまは、一身上の都合により議長職の辞任をお願いいたしましたところ、皆さんの賛同をいただきました。心から感謝を申し上げます。 一昨年の5月15日の組織がえにおいて、金沢市議会議長第68代の議長に就任させていただきました。以来、石川県市議会議長会また北信越市議会議長会の会長、副会長という要職もさせていただきました。また昨年は、金沢市が中核市に移行した歴史的な記念ある場所にも遭遇をいたしました。これもひとえに、山出市長さん初め幹部職員の方々はもちろんでありますが、議員各位の温かい御指導、御鞭撻のたまものだと心から感謝をしている次第であります。 今後は一議員となりまして、金沢市政の発展はもちろんでありますが、今や地方分権が進もうとしている、その中で金沢市議会のあり方を論じてまいりたい、そのような気持ちでいっぱいであります。 どうぞ、今後とも各位の御指導、御鞭撻をよろしくお願いいたしまして、ごあいさつといたします。 本当にどうもありがとうございました。(拍手)  ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ △日程追加(議長の選挙) ○副議長(南部康昭君) ただいま議長が欠員となりましたので、この際お諮りいたします。 議長の選挙を日程に追加し、選挙を行いたいと思いますが、これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(南部康昭君) 御異議なしと認めます。 これより、議長の選挙を日程に追加し、選挙を行います。 議場の閉鎖を命じます。   〔議場閉鎖〕 ○副議長(南部康昭君) ただいまの出席議員数は44名であります。 投票用紙を配付させます。   〔投票用紙配付〕 ○副議長(南部康昭君) 投票用紙の配付漏れはありませんか。--配付漏れなしと認めます。 投票箱を改めさせます。   〔投票箱点検〕 ○副議長(南部康昭君) 異状なしと認めます。 念のために申し上げます。 投票は単記無記名であります。投票用紙に被選挙人の氏名を記載の上、議席番号1番の議員から順次投票を願います。   〔各員投票〕 ○副議長(南部康昭君) 投票漏れはありませんか。--投票漏れなしと認めます。 投票を終了いたします。 議場の閉鎖を解きます。   〔議場開鎖〕 ○副議長(南部康昭君) 開票を行います。 会議規則第30条第2項の規定により、立会人に16番関戸正彦君、23番寺中隆善君を指名いたします。 両君の立ち会いを願います。   〔16番関戸正彦君、23番寺中隆善君 立ち会い、開票〕 ○副議長(南部康昭君) 選挙の結果を報告いたします。 投票総数         44票   有効投票       42票   無効投票       2票 有効投票中   上田忠信君      38票   杉浦常男君      4票以上のとおりであります。 この選挙の法定得票数は11票であります。 よって、上田忠信君が議長に当選されました。  ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ △当選の告知 ○副議長(南部康昭君) ただいま議長に当選されました上田忠信君に、本席から会議規則第31条第2項の規定により、告知をいたします。   〔「議長、40番」と呼ぶ者あり〕  ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ △当選の承諾 ○副議長(南部康昭君) 40番上田忠信君。   〔40番上田忠信君登壇〕 ◆40番(上田忠信君) 一言ごあいさつを申し上げます。 ただいまは議員各位多数の御推挙によりまして、はえある金沢市議会第69代議長に選任を賜りましたことを心から厚く御礼を申し上げます。 もとより浅学非才の私ですが、北井前名議長の後任として、全身全霊を挙げて職務に努力いたす決意でございます。 時あたかも、本年は地方自治法施行50年の節目の年であります。そしてまた今、地方分権が大きく叫ばれております。そうした中、市政の一翼を担う我々議会といたしまして、その役割、そして使命はますます重かつ大なるものがあるものと痛感いたしております。幾多の重要案件を解決するには、市民の皆さんとともに議論を重ねながら、議会としての役割をしっかりと果たしてまいりたいと思っております。どうか各位のさらなる御指導、御協力を心からお願い申し上げまして、ごあいさつといたします。 どうもありがとうございました。(拍手) ○副議長(南部康昭君) ただいま上田忠信君から議長当選の承諾がありましたので、議長に決定いたしました。   〔副議長退席、議長着席〕  ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ △日程追加(副議長辞職の件) ○議長(上田忠信君) 副議長南部康昭君から副議長の辞職願が提出されております。 お諮りいたします。 この際、副議長辞職の件を日程に追加し、議題とすることに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(上田忠信君) 御異議なしと認めます。 よって、これより副議長辞職の件を日程に追加し、議題といたします。 まず、辞職願を事務局長に朗読させます。 ◎事務局長(頭川潔君) 平成9年3月24日 金沢市議会議長様      金沢市議会 副議長 南部康昭 辞職願 このたび一身上の都合により副議長を辞職したいから、許可されるよう願い出ます。 ○議長(上田忠信君) お諮りいたします。 南部康昭君の副議長の辞職を許可することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(上田忠信君) 御異議なしと認めます。 よって、南部康昭君の副議長の辞職を許可することに決定いたしました。   〔「議長、28番」と呼ぶ者あり〕  ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ △あいさつ ○議長(上田忠信君) 28番南部康昭君から発言を求められておりますので、これを許します。 28番南部康昭君。   〔28番南部康昭君登壇〕 ◆28番(南部康昭君) 一言ごあいさつを申し上げます。 ただいまは辞職願を出しましたところ、許可をいただきまして心から感謝を申し上げます。 昨年9月、第84代副議長に就任以来、今日まで甚だ微力ながらその任を果たすことができました。この間、議長の補佐役として、議会運営はもとより、多くの研さんを積まさせていただきました。 副議長の感想はと聞かれれば、大変貴重な体験でございます。また多くの会派の多くの議員が副議長を経験していくことは、この議会の発展に必ずつながると、これが私の率直な感想でございます。 今後は一議員として、中核市金沢の発展に全力を尽くしてまいる所存でございます。変わらぬ御支援、御友情を賜りますよう心からお願いを申し上げまして、退任のごあいさつといたします。 本当にありがとうございました。(拍手)  ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ △日程追加(副議長の選挙) ○議長(上田忠信君) だだいま副議長が欠員となりましたので、この際お諮りいたします。 副議長の選挙を日程に追加し、選挙を行いたいと思いますが、これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(上田忠信君) 御異議なしと認めます。 これより、副議長の選挙を日程に追加し、選挙を行います。 議場の閉鎖を命じます。   〔議場閉鎖〕 ○議長(上田忠信君) ただいまの出席議員数は44名であります。 投票用紙を配付させます。   〔投票用紙配付〕 ○議長(上田忠信君) 投票用紙の配付漏れはありませんか。--配付漏れなしと認めます。 投票箱を改めさせます。   〔投票箱点検〕 ○議長(上田忠信君) 異状なしと認めます。 念のため申し上げます。 投票は単記無記名であります。投票用紙に被選挙人の氏名を記載の上、議席番号1番の議員から順次投票を願います。   〔各員投票〕 ○議長(上田忠信君) 投票漏れはありませんか。--投票漏れなしと認めます。 投票を終了いたします。 議場の閉鎖を解きます。   〔議場開場〕 ○議長(上田忠信君) 開票を行います。 会議規則第30条第2項の規定により、立会人に24番木下和吉君、27番川 紘一君を指名いたします。 両君の立ち会いを願います。   〔24番木下和吉君、27番川 紘一君 立ち会い、開票〕 ○議長(上田忠信君) 選挙の結果を報告いたします。 投票総数         44票   有効投票       44票   無効投票       0票 有効投票中   川 紘一君      24票   中村 勲君      16票   升 きよみ君     4票以上のとおりであります。 この選挙の法定得票数は11票であります。 よって、川紘一君が副議長に当選されました。  ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ △当選の告知 ○議長(上田忠信君) ただいま副議長に当選されました川紘一君に、本席から会議規則第31条第2項の規定により、告知をいたします   〔「議長、27番〕と呼ぶ者あり〕  ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ △当選の承諾 ○議長(上田忠信君) 27番川紘一君。   〔27番川 紘一君登壇〕 ◆27番(川紘一君) ただいまは、議員諸兄の心温かい御配慮を賜りまして、伝統ある金沢市議会の副議長に御推挙を賜りました。心から厚く御礼を申し上げる次第でございます。 思えば、昭和58年、初当選をさせていただいて以来、はや14年の歳月が流れました。2人会派の私などに、このような大役が回ってこようとは、ただただ感激いっぱいでありますし、ありがたい、その一言に尽きる思いでもございます。 今ほど新しく上田新議長が選出されました。私は会議規則にのっとりまして、あくまでも補佐役に徹してまいる決意であります。そして、金沢市の伝統あるこの議会の発展と45万市民の幸せ、さらにはまた、まことに微力ではありますけれども、円滑なる議会運営に全身全霊、力いっぱい頑張らせていただきたいと思っております。 議員各位の御指導と、そして御友情を心からお願いを申し上げまして、お礼のごあいさつとさせていただきます。 ありがとうございました。(拍手) ○議長(上田忠信君) ただいま川紘一君から副議長当選の承諾がありましたので、副議長に決定いたしました。  ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ △休憩 ○議長(上田忠信君) この際、暫時休憩いたします。              午後7時35分 休憩------------------------              午後8時27分 再開 △再開 ○議長(上田忠信君) 出席議員数は、ただいまのところ44名であります。 これより、休憩前に引き続き会議を開きます。  ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ △各常任委員会及び議会運営委員会の正副委員長互選結果の報告 ○議長(上田忠信君) 御報告いたします。 先ほど各常任委員会及び議会運営委員会において正副委員長の互選が行われました結果、次の方々が当選されました。 総務常任委員会 委員長 宮保喜一君    同じく 副委員長 玉野 道君 経済常任委員会 委員長 中村 勲君    同じく 副委員長 新谷博範君 厚生常任委員会 委員長 田中 仁君    同じく 副委員長 苗代明彦君 建設常任委員会 委員長 中西利雄君    同じく 副委員長 上田 章君 文教常任委員会 委員長 高村佳伸君    同じく 副委員長 村池敬一君 議会運営委員会 委員長 井沢義武君    同じく 副委員長 西村直則君以上であります。  ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ △日程追加(閉会中の継続調査の件) ○議長(上田忠信君) 総務常任委員会を初めとする5常任委員会委員長及び議会運営委員会委員長から、それぞれ閉会中の継続調査の申出書が議長のもとに参っております。 お諮りいたします。 この際、本件を日程に追加し、議題といたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(上田忠信君) 御異議なしと認めます。 よって、本件を日程に追加し、議題とすることに決しました。  ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ △各常任委員会及び議会運営委員会の閉会中の継続調査について ○議長(上田忠信君) これより各常任委員会及び議会運営委員会の閉会中の継続調査についてを議題といたします。 お諮りいたします。 各委員会から申し出のあった事項につきましては、閉会中も継続して調査することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(上田忠信君) 御異議なしと認めます。 よって、各委員会から申し出のあった事項につきましては、閉会中も継続して調査することに決しました。   〔継続調査の申出書は本号末尾参照〕  ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ △あいさつ ○議長(上田忠信君) 以上をもって、今定例会に付議されました案件は全部議了いたしました。 この際、市長から発言を求められておりますので、これを許します。 山出市長。   〔市長山出 保君登壇〕 ◎市長(山出保君) 閉会に当たりまして、一言ごあいさつを申し上げます。 今定例会に提出いたしました平成9年度当初予算を初めとする各案件につきまして、20日間の長きにわたり熱心に御審議をいただき、先ほどは適切なる御決議を賜り、心から感謝を申し上げます。 本会議及び委員会を通じていただきました貴重な御意見、御要望につきましては、これを十分にしんしゃくをいたし、今後の市政運営に取り組んでまいりたいと存じております。 さて、ただいま本議場におきまして一身上の都合により辞職されました北井博議長及び南部康昭副議長におかれましては、市政の運営にひとかたならぬ御尽力をいただき、厚くお礼を申し上げる次第でございます。 また、新たに輿望を担われ就任なさいました上田忠信議長及び川紘一副議長におかれましては、今後一層の御指導、御鞭撻を賜りますよう切にお願いを申し上げます。 ところで、ロシアタンカー重油流出事故についてでありますが、これまでにほぼ回収作業を終え、新たな重油の漂着も見られないことから、去る3月10日をもちまして災害対策本部を解散いたしました。御奉仕を賜りました多くの方々に、改めて衷心より感謝申し上げます。今後は自然環境への影響調査を進めてまいりますとともに、被害を受けられました方々に対します経済支援、国などへの補償請求等に万全を期してまいりたいと存じます。 また、かねて国に要望いたしておりました平成8年度の特別地方交付税につきまして、厳しい財政事情にもかかわりませず、去る18日、重油流出事故等への支援も含め、前年度を2億円近く上回る12億1,466 万 9,000円の交付決定を受けることができました。関係各位の絶大なる御支援、御尽力に対しまして、ここに深く感謝申し上げる次第でございます。 さて、あと数日をもちまして新しい年度を迎えることに相なります。景気の先行きはいまだ不透明な状況にあり、市政を取り巻く環境はなお厳しいものがございます。しかし、可決をいただきました新年度予算では、新しい世紀を間近に控えました今、金沢にとって何が必要であり、また金沢は何をなすべきかに思いをいたし、幾らかの布石を打ち、また手だてを講じたつもりでございます。 この上は、私初め職員一丸となりまして、この推進と新年度予算の執行に渾身の努力を払ってまいる覚悟でありますので、どうか一層の御支援、御指導を賜りますよう切にお願い申し上げます。 長きにわたる御精励、御審議に重ねて敬意を表し、閉会に際してのごあいさつといたします。 ありがとうございました。 ○議長(上田忠信君) 閉会に先立ちまして、一言ごあいさつを申し上げます。 各位におかれましては、去る5日から本日まで上程各案件の御審議に御精励を賜り、ここに滞りなく議事が終了いたしましたことに対し、厚く御礼を申し上げます。また、議事の運営に当たりまして、並々ならぬ御尽力を賜りまして、心から感謝を申し上げる次第でございます。 平成9年も行財政環境は極めて厳しい情勢に推移するものと予測されておりますが、各位におかれましては、さらなる本市の発展と市民福祉の向上のため、一層の御尽力をされますよう念願いたしまして、閉会のごあいさつといたします。  ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ △閉会 ○議長(上田忠信君) これをもちまして、平成9年定例第1回金沢市議会を閉会いたします。              午後8時35分 閉会---------------------------------------------------------------       〔参照〕---------------------------------------              議案提出について 議案「消費税の4月引き上げ中止を求める意見書」を次のとおり会議規則第13条の規定により提出します。  平成9年3月24日 金沢市議会議長  北井 博様                    提出者                         金沢市議会 議員  近松美喜子                            〃     森尾嘉昭                            〃     升 きよみ                            〃     杉浦常男---------------------------------------議会議案第1号          消費税の4月引き上げ中止を求める意見書 昨年10月に行われた総選挙では、消費税引き上げ問題が重要な争点になった。総選挙後の世論調査を見ても、国民の多数が消費税率引き上げに反対している。 よって、政府におかれては、このような世論の動向並びに国民生活の実態や景気動向にかんがみ、本年4月1日からの消費税率5%への引き上げを行わないよう強く要望する。 ここに、地方自治法第99条第2項の規定により意見書を提出する。---------------------------------------              議案提出について 議案「医療保険制度の改悪に反対する意見書」を次のとおり会議規則第13条の規定により提出します。  平成9年3月24日 金沢市議会議長  北井 博様                    提出者                         金沢市議会 議員  近松美喜子                            〃     森尾嘉昭                            〃     升 きよみ                            〃     杉浦常男---------------------------------------議会議案第2号           医療保険制度の改悪に反対する意見書 高齢化が進み、医療、福祉など社会保障の充実は、すべての国民の切実な願いとなっている。とりわけ医療、介護、福祉をめぐる問題は深刻であり、緊急に解決すべき課題となっている。 しかしながら、今回の医療保険制度の「改正」は、患者の負担を大幅にふやすなど、かつてない重大な内容が盛り込まれており、国民が望んでいるものとはかけ離れた内容となっている。 欧米諸国に比べ2倍から4倍にもなる薬価を引き下げるだけで、今回の医療保険制度の「改正」に匹敵する財源が確保でき、国庫負担などの充実によって、健全な医療保険財政の確保は可能である。 よって、政府におかれては、今回の医療保険制度の「改正」を取りやめ、安心して治療が受けられるよう医療保険制度の充実を図ることを強く要望する。 ここに、地方自治法第99条第2項の規定により意見書を提出する。---------------------------------------              議案提出について 議案「2兆円特別減税の継続を求める意見書」を次のとおり会議規則第13条の規定により提出します。  平成9年3月24日 金沢市議会議長  北井 博様                    提出者                         金沢市議会 議員  近松美喜子                            〃     森尾嘉昭                            〃     升 きよみ                            〃     杉浦常男---------------------------------------議会議案第3号           2兆円特別減税の継続を求める意見書 政府は1997年4月から消費税の5%引き上げにあわせて、特別減税の打ち切りを決定した。 所得税・住民税合わせて2兆円の特別減税の廃止は、とりわけ大きな打撃となるものである。特別減税を廃止するのではなく、庶民に厚い制度減税として継続すべきである。基礎・配偶者・扶養の3控除を所得税で10万円、住民税5万円引き下げれば、4人家族で年間最低5万円、平均8万円の減税となる。 よって、政府におかれては、国民の個人消費の拡大のためにも2兆円の特別減税を廃止することなく、今後も継続実施されるよう強く要望する。 ここに、地方自治法第99条第2項の規定により意見書を提出する。---------------------------------------              議案提出について 議案「国民負担の軽減を求める意見書」を次のとおり会議規則第13条の規定により提出します。  平成9年3月24日 金沢市議会議長  北井 博様                    提出者                         金沢市議会 議員  渡辺 満                            〃     玉野 道                            〃     田中 仁                            〃     本間勝美                            〃     関戸正彦                            〃     朝倉 忍                            〃     安達 前                            〃     中村 正                            〃     寺中隆善                            〃     不破 実                            〃     松本捷男                            〃     上田忠信                            〃     山田初雄---------------------------------------議会議案第4号            国民負担の軽減を求める意見書 政府は、平成9年4月からの消費税引き上げと、特別減税を継続しないことを決定した。その結果、医療制度改正による患者負担の増額を合わせると、国民負担の増加は9兆円になると見込まれている。このような急激な負担増は、駆け込み需要の反動と相まって個人消費の減退を招き、回復基調にある我が国経済の自律的回復を阻みかねない。 特に、医療制度改革については勤労者や高齢者の自己負担が引き上げられることになり、個人消費の停滞などから景気にも影響が出ることが予想される。 財政再建は今国会の最重要課題であるが、景気の回復なくして財政再建はあり得ない。我が国経済の見通し及び国民生活の改善をかんがみれば、国民の急激な負担増を回避し、景気の自律的回復を実現することが不可欠である。 よって、政府におかれては、財政構造改革を強力に推進するとともに、抜本的な医療制度改革を行うなど、景気の回復と国民生活の向上のため、国民負担の軽減を図られるよう強く要望する。 ここに、地方自治法第99条第2項の規定により意見書を提出する。---------------------------------------             議案提出について 議案「ロシア船籍タンカー重油流出災害対策に関する意見書」を次のとおり会議規則第13条の規定により提出します。  平成9年3月24日 金沢市議会議長  北井 博様                    提出者                         金沢市議会 議員  山田初雄                            〃     不破 実                            〃     渡辺 満                            〃     玉野 道                            〃     田中 仁                            〃     本間勝美                            〃     関戸正彦                            〃     朝倉 忍                            〃     安達 前                            〃     中村 正                            〃     寺中隆善                            〃     升 きよみ                            〃     松本捷男                            〃     上田忠信---------------------------------------議会議案第5号        ロシア船籍タンカー重油流出災害対策に関する意見書 去る1月2日に島根県沖の日本海で沈没したロシア船籍タンカー「ナホトカ」から流出した重油は、本市の海岸にたび重ねて漂着し、水産業等への直接の影響ばかりでなく、風評により観光業を初めとする本市の広範な業種に甚大な被害をもたらしている。 さらに、今なお沈没した船体に大量の重油が残存しており、今後の再流出により、広い地域で水産資源や環境にはかり知れない影響を及ぼす事態が予想され、市民に多大な不安を与えている。 よって、政府におかれては、本市を初め沿岸地域住民の安全な生活と美しい自然環境の保全及び復元を図るため、次の事項について最善の対策を講じられるよう強く要望する。                  記1 災害対策基本法に基づく災害として取り扱い、漁業関係者及び自治体への財政措置等に国が責任を持って取り組むこと。2 海底に沈没している船体の現状把握、残留油の流出防止及び流出油の洋上回収のために万全の措置を講じること。3 沿岸海域の汚染状況及び生態系への影響調査を速やかに実施するとともに、自然環境の復元に必要な措置を講じること。4 回収した重油の最終的処理体制を、国の責任において早急に確立すること。5 観光及び水産業などの風評被害について適切な防止措置を講じるとともに、財政的支援措置を講じること。6 政府による補償交渉や復旧事業の対応窓口の一元化を図るとともに、当面生じた防除費用については、国において責任を持って対処すること。7 外洋における大規模な油流出事故に即応できるよう油回収船の配備など体制を確立すること。8 今回の事故原因を徹底究明し、効果的な再発防止策を講じること。 ここに、地方自治法第99条第2項の規定により意見書を提出する。---------------------------------------              議案提出について 議案「金沢港への大型油回収船の配備を求める意見書」を次のとおり会議規則第13条の規定により提出します。  平成9年3月24日 金沢市議会議長  北井 博様                    提出者                         金沢市議会 議員  山田初雄                            〃     不破 実                            〃     渡辺 満                            〃     玉野 道                            〃     田中 仁                            〃     本間勝美                            〃     関戸正彦                            〃     朝倉 忍                            〃     安達 前                            〃     中村 正                            〃     寺中隆善                            〃     升 きよみ                            〃     松本捷男                            〃     上田忠信---------------------------------------議会議案第6号         金沢港への大型油回収船の配備を求める意見書 このたびのロシア船籍タンカー「ナホトカ」の重油流出災害の発生以来、関係各自治体は冬季の荒天の中、市民の総力を挙げて漂着油の回収を行ったが、その作業は難航を極め、尊い命が犠牲になるという痛ましい事故も発生している。 流出した重油の処理については、沿岸に漂着したり海底に沈む前に洋上で回収することが最も有効であるとされている。しかしながら、我が国の外洋対応の油回収船は名古屋港に配備されている「清龍丸」のみであり、今回は出港から現場到着まで5日を要した上、波高2メートル以上の悪天候下では作業が不可能であった。 日本海では、過去にも丹後半島沖でのリベリア船籍貨物船座礁により同様の油流出災害が起きており、日本海を航行する各国のタンカーの中にはナホトカ号同様の老朽船が多数存在することから、今後も災害発生の可能性は否定できない。 よって、政府におかれては、今回の災害の被害の甚大性にかんがみ、日本海沿岸の中心に位置し、沖合を多数のタンカーが航行する金沢港に、荒天下の外洋で油の回収が可能な、大型油回収船を配備されるよう強く要望する。 ここに、地方自治法第99条第2項の規定により意見書を提出する。---------------------------------------             議案提出について 議案「国庫補助金制度の改善を求める意見書」を次のとおり会議規則第13条の規定により提出します。  平成9年3月24日 金沢市議会議長  北井 博様                    提出者                         金沢市議会 議員  山田初雄                            〃     不破 実                            〃     渡辺 満                            〃     玉野 道                            〃     田中 仁                            〃     本間勝美                            〃     関戸正彦                            〃     朝倉 忍                            〃     安達 前                            〃     中村 正                            〃     寺中隆善                            〃     升 きよみ                            〃     松本捷男                            〃     上田忠信---------------------------------------議会議案第7号          国庫補助金制度の改善を求める意見書 さきの福祉行政を舞台にした汚職疑惑は、国の補助金交付が必ずしも公正な基準と透明な仕組みの中で行われていないという問題点を明らかにした。 国庫補助金制度については、地方の財政格差の解消を図るなどの役割も果たしているが、地方自治体の自主性は著しく損なわれ、地方行政の画一化や補助金依存行政などの種々の弊害が生じている。 地方分権推進法が制定され、地方分権が行政改革の最優先かつ喫緊の課題として論じられている今日、地方の財源拡充の一環として国庫補助金制度の改善もまた急務である。 よって、政府におかれては、かかる状況にかんがみ国庫補助金を整理し、地方自治体の一般財源とするための改善を図られるよう要望する。 ここに、地方自治法第99条第2項の規定により意見書を提出する。---------------------------------------              議案提出について 議案「環境アセスメント法の制定など環境行政の改善を求める意見書」を次のとおり会議規則第13条の規定により提出します。  平成9年3月24日 金沢市議会議長  北井 博様                    提出者                         金沢市議会 議員  山田初雄                            〃     不破 実                            〃     渡辺 満                            〃     玉野 道                            〃     田中 仁                            〃     本間勝美                            〃     関戸正彦                            〃     朝倉 忍                            〃     安達 前                            〃     中村 正                            〃     寺中隆善                            〃     升 きよみ                            〃     松本捷男                            〃     上田忠信---------------------------------------議会議案第8号      環境アセスメント法の制定など環境行政の改善を求める意見書 オゾン層破壊、地球温暖化等「地球環境時代」の到来は、世界各国に対し地球的規模での環境保全に目を向けさせるとともに、国内における公害防止や環境保全に一層の努力が必要であることを示唆している。しかし、1992年の国連環境開発会議において、「持続可能な開発」のスローガンのもとに世界各国が合意した、地球温暖化の主因である炭酸ガス(CO2 )の排出抑制目標(2000年に1990年の水準に抑える)についても、その後の取り組みは順調ではなく、比較的に汚染防止技術の進んだ我が国でさえ、その達成が困難となっている。 地球環境対策が足踏みを続けている間、熱帯雨林の消失が進むとともに、南極大陸の棚氷の一部が溶解し、オゾン層の破壊が過去最大を記録するなど、地球環境の悪化が進んでいる。我が国においても、緑の消失や上空でのCO2 の増加が観測されている。 本年12月に京都で開催される気候変動枠組み条約締結国会議は、今後のCO2 排出抑制に重要な役割を担うものであり、開催国である我が国はCO2 抑制等地球環境保全のために世界のリード役を果たす責任がある。しかし、先進29カ国が結集する経済協力開発機構(OECD)の中で、環境アセスメント法を制定していないのは我が国のみである。 よって、政府におかれては、環境行政の一層の推進を図るため、次の施策を早急に実施するよう要望する。                 記1 環境アセスメント法を早期に制定し、評価や審査結果を住民の意見に反映させ、環境保全と持続可能な開発を目指すこと。2 CO2 の抑制を積極的にリードするとともに、省資源、省エネルギー、森林保全や緑化、海外環境援助及び地方公共団体が取り組む地球環境の保全に向けた地域計画の一層の促進を図ること。 ここに、地方自治法第99条第2項の規定により意見書を提出する。---------------------------------------        (写)                               平成9年3月24日金沢市議会議長 上田忠信様                             総務常任委員会委員長            閉会中の継続調査の申出書 本委員会は、次の事件について閉会中もなお調査を継続する必要があると認めたので、金沢市議会会議規則第74条の規定により申し出ます。 調査事件1 都市政策に関する事項2 消防に関する事項3 文化振興に関する事項4 行財政全般に関する事項---------------------------------------                               平成9年3月24日金沢市議会議長 上田忠信様                             経済常任委員会委員長            閉会中の継続調査の申出書 本委員会は、次の事件について閉会中もなお調査を継続する必要があると認めたので、金沢市議会会議規則第74条の規定により申し出ます。 調査事件1 商工業及び観光に関する事項2 農林水産業に関する事項3 ガス・水道・発電・市場事業に関する事項---------------------------------------                               平成9年3月24日金沢市議会議長 上田忠信様                             厚生常任委員会委員長            閉会中の継続調査の申出書 本委員会は、次の事件について閉会中もなお調査を継続する必要があると認めたので、金沢市議会会議規則第74条の規定により申し出ます。 調査事件1 公衆衛生及び環境保全に関する事項2 医療業務に関する事項3 社会福祉・社会保障に関する事項4 生活環境に関する事項5 市民の生活安定及び労働福祉に関する事項---------------------------------------                               平成9年3月24日金沢市議会議長 上田忠信様                             建設常任委員会委員長            閉会中の継続調査の申出書 本委員会は、次の事件について閉会中もなお調査を継続する必要があると認めたので、金沢市議会会議規則第74条の規定により申し出ます。 調査事件1 土木及び下水道事業に関する事項2 住宅・宅地及び緑化に関する事項3 開発事業及び都市計画に関する事項---------------------------------------                               平成9年3月24日金沢市議会議長 上田忠信様                             文教常任委員会委員長            閉会中の継続調査の申出書 本委員会は、次の事件について閉会中もなお調査を継続する必要があると認めたので、金沢市議会会議規則第74条の規定により申し出ます。 調査事件1 学校教育及び生涯学習に関する事項2 スポーツ及び文化財に関する事項3 金沢美術工芸大学に関する事項---------------------------------------                               平成9年3月24日金沢市議会議長 上田忠信様                             議会運営委員会委員長            閉会中の継続調査の申出書 本委員会は、次の事件について閉会中もなお調査を継続する必要があると認めたので、金沢市議会会議規則第74条の規定により申し出ます。 調査事件1 議会の運営に関する事項---------------------------------------      〔参考〕---------------------------------------        平成9年定例第1回金沢市議会請願の委員会審査結果表 審査結果 番号 件名 付託委員会 不採択 請願 第19号 労働基準法の「女子保護規定」の撤廃を中止し実 効ある男女雇用機会均等法を求める意見書の採択 を求める請願 厚生   〃 請願 第20号 金沢市乳幼児医療費助成事業の拡充を求める請願 厚生 △署名議員   地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。     議長          上田忠信     旧議長         北井 博     旧 副議長        南部康昭     署名 議員        升 きよみ     署名 議員        杉浦常男     署名 議員        西村直則...